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快適で健康的な環境にするにはどの様にするのが良いでしょう。
快適性を上げる要素のひとつに室温と湿度があります。
室温は20℃から22℃、湿度は50%ぐらいにするのが良いとされています。
個人的には24℃から25℃、湿度50%で、Tシャツ1枚で過ごせるぐらいが好きです。
今、2020年流行の新型コロナウイルスは、室温25℃以上、絶対湿度50%なら、
コロナに限らずウイルスの生存時間が短くなるとのことです。
ただし湿度が上がり過ぎ、60%を超えるとカビやダニは増える可能性があるので、
断熱材や仕上げ材、換気などで上手くコントロールしたいものです。
今、外出規制により家で過ごす時間が多い人達は家の温湿度を体感していることでしょう。
快適な温度や湿度は人それぞれ、男女でも個人差があると思いますのが、
せっかく高額なお金を支払い長年暮らすのであれば、まずは外の影響を受けないような構造と、
単なる数値、つまり単体の熱伝導率だけを見るのではなく、
全体の保温性(そのものが溜めこめる能力)そして、
透湿性(調湿)、耐久性(腐らないこと)、防虫性(シロアリ、ダニ)、防音性など、
しっかりと素材の特性まで考え抜いた仕様、を適材適所に使用し、
室外~室内~人までの環境をしっかりとコントロールする必要がありますし可能です。
建築と生活に費やす費用を見ると、長年において「損しない家づくり」が可能です。
デンマーク、スウェーデン、ドイツ他ヨーロッパ諸国、そしてアメリカなどでは、
室内環境ほか住宅の性能や構造に関する法律が日本より10年以上も先へ進んでいて、
職場や学校などの温熱基準を下回る環境、身体に悪いと言われる環境にはできません。
冬の時期に北欧へ行くとわかるのですが、外がどんなに寒くても部屋の中は快適、
トイレ、シャワー、洗面はタイル貼りの造作バスルームですが寒くありません。
玄関、廊下、どの部屋へいっても暖かく、どこも寒い所がありません。
また、皆さんも経験したことがあると思いますが、室内温が下がると仕事の作業効率が落ちたり、
勉強に集中できなくなったり、風邪をひいたり様々な影響があることが出てくることが解っています。
冷暖房についても負荷を計算し、しっかりとしたデータに基づいた家にすることが大切です。
健康に暮らすため、家の形をした別物ではなく、健康を考えた本物の住まいにしましょう。
※写真は建材会社の外壁に防火性と断熱性の高い断熱材「デンマークロックウール」を、
厚さ200mm以上貼っているところ。
日本とは違い、欧州のロックウールは天然素材からできています。
ロックウールというより【ストーンウール】※です。
建物の右が外壁の仕上げ前、左が仕上げの『ロックパネル』を施工した所。
※人体への安全性は保障されています。