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三寒四温。
毎年これに振り回されますが、やっと安定して暖かくなりそうですね。
外の新築現場は勿論、マンションのリフォーム現場も暖房が無いので、同じように年明け頃から寒さが厳しく、
暑くなる夏まで現場管理をしている私としては少しホッとします。
さて、高気密高断熱化が進むこの頃の家ですが、レベルの差こそあれ当たり前の仕様となってきました。
しかし単に壁が分厚い、隙間が無いだけではいけません。
見た目の数字の為に断熱、気密だけを極端に上げること、室内からは見えない「壁体内で結露」したり、
カビが生えたり腐ったりと家の耐久性(寿命)に問題が出てきます。
加えて室内環境を後付けでよくしようと冷暖房機などの機械まかせになると、
日々のランニングコストがかかることは勿論、設置や交換、メンテナンスに費用がかかります。
その為にもプラスの仕様が必要になります。
例えば、高性能なアウトドアウェアや靴にはGORE-TEX®という透湿性、防水性、防風性、耐久性など、
よく考えられた生地が使用されています。特に汗や湿気を逃がす性能は抜群です。
それを出かけるときやスポーツなどをする時、季節や環境によって細かくレイヤリングし、常に快適になるように着替えます。
しかし枚数や種類を持つ必要があるので結構費用がかかります。
家の場合、多くの人は服の衣替えの様に季節によって快適な場所へあちこち移り住むことはできません。(北欧ではサマーハウスへ行きますが)
家に帰ると外着を脱いで部屋着や下着、裸になるので、その時には高性能な服と同じ様な家であることが大切です。
なので、家づくりはとりあえずではいけません。
快適になるようしっかりと考えられた家を建てましょう。
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『パッシブデザイン+アクティブデザインの住まいづくり』
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