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まず、輸入住宅の定義とは何でしょう。
日本にある輸入住宅メーカーは、ほとんどが北米ベースになっています。
他に南欧風住宅というのもありますが、風とあるように主には外観デザインのみです。
なので、少し洋風か欧風の外観に引違サッシが、中途半端な感じで非常にもったいないです。
構造がツーバイフォー構法のブルックリン風やカリフォルニア風住宅もあります。
90年代は〇〇風ではなく、しっかりとしたイタリア住宅やオーストラリア住宅もありました。
イタリア住宅はイタリアタイル、イタリア瓦、大理石を使った高級志向で、外観も本格的。
オーストラリア住宅はアメリカの住宅に窓を変えてシンプルにした感じでしたが良かったです。
こちらもツーバイフォーでしたが、ドア、トイレ・キッチンなどの設備も本国から輸入していたようです。
性能は開口部に木製や樹脂のペアガラスを採用していて、中も自然素材を多用して健康的。
25年前でも今の日本の家と比べてもはるかに良い性能をもっていました。
それとは少し違い、これまでに個人住宅はもちろん、医院、宿泊施設、老人ホーム、店舗など、
多種多用な建築に携わってきた私たちですが、30年近く北欧の住宅と和の暮らし方を研究し、
最新の法律やデータを元にして生まれた住まいが DANSK DESIGN《ダンスクデザイン》です。
よくあるパッケージの輸入住宅や、日本に普及している北欧風住宅でもありません。
「和」つまり「日本」に古来から伝わる伝統的な文化、知恵、技術、そして日常の生活で培ってきた工夫に、
主に北欧デンマークやスウェーデン、ドイツ、アメリカにおける住まいや物作りに関する考え方や、
暮らし方、気候への対応などに共感、リスペクトし、その先進的な技術と高性能で上質な建材を取り入れ、
お互いだけが持つものと共通したものの中で、ハイレベルな部分のみを融合しました。
家は車と違ってかなり長期にわたって住むのですから、建てた後のメンテナンスを考えると、
海外のモジュールや規格にそのまま合わせたものや、特殊な認定を取った住宅より、
日本で修繕しやすいもの、大きな代理店があるもの、すぐに交換できるものの方が良いのです。
国内と海外のものを上手く融合することで、日本の誰でもメンテナンスができるようになります。
それなのに、なぜ日本では統一した断熱の規格にならないかは今では明確ですよね。
その部分では残念ながら今では世界の先進国のなかで一番の後進国だと言われています。
伝統的な美しい木の住宅も減ってきました。ここ神戸や芦屋、西宮近辺でも、
何十年か前に、しっかりとした建築士と構造を使った和風や洋風の家以外はほとんど見かけません。
もちろん、阪神淡路大震災で壊されたという事もあります。これが大きいですね。
その時心に余裕がなく、とりあえずメジャーだという理由でハウスメーカーの特殊な工法で建てた人の中には、
その会社でしかメンテナンス(有料)が出来ないのもあり、費用がかかってしまい困っている人もいます。
それがメンテナンス回数を少なくし、家を長持ちすることができない原因にもなっています。
ですので、DANSK DESIGNは、
単なる洋風や欧風の外観や表面的なインテリアデザインを取り入れただけの家は建てません。
日本の風土や生活スタイルに合わせ、
人の健康と暮らしやすさを本当に考え抜き、
建材の一つ一つから本物の快適性にこだわった
最高品質の住まいづくりをしています。
写真は建物外壁にロックウール断熱材をしっかりと固定したところの様子です。
赤い点がセパレーターという断熱材の留め金具で外壁と連結します。
窓や窓枠がちゃんとこの断熱方法に合わせた厚みや断熱性の高いものになっています。
特殊な工法ではありません。あくまで一般的なオープン工法です。
しかも、特殊な機械はつけませんので、家電の様に部品が無くなることもありません。
それには、一軒一軒エネルギーや快適性をしっかりと設計しないとできないことです。( ENERGY DESIGN )
ですので、断熱に限らず、規格住宅や規格プランの家はその土地や住む人の事を考えていないので、
住み心地や光熱費が良くない、家が何年ももたないのは当たり前なのです。
一生に何度もない家づくり。
是非、ダンスクデザインで本当に快適な家を知ってから始めてください。